政府が財政プライマリーバランスの黒字化、2020年達成を目標?

増え続ける日本政府の借金ですが、このままで本当に大丈夫なのか心配する方も多いのではないでしょうか。

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日本の赤字をこれ以上増やさないためにはまずは、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化がかかせません。


プライマリーバランスとは?

プライマリーバランスというのは、次の収支を比較したもので、これが黒字だと国の税負担で政策に必要な費用をまかなえていることになります。
  • 歳入から国債発行額を差し引いたもの
  • 歳出から国債の元本返済と利息返済を差し引いたもの

政府は2015年度にプライマリーバランスの赤字を半減する目標を掲げておりますが、これは達成できる見込みのようようです。また、2020年度には、これを黒字化する目標も掲げておりますが、こちらは今のところ達成がかなり厳しいようです。

実質GDPの成長率が毎年2.1%でも達成できないというのですから、本当に厳しいことがわかります。

実質GDPは、次のように最近では2%近い伸びを示しているので、あとちょっとといったところですね。
  • 2012年には1.96
  • 2013年には1.95

消費税増税で財政はどうなる?

気になるのが今年から実施される消費税の増税です。

1997年には消費税が3%から5%になりましたが、1998年には景気が急激に冷え込んで実質GDPの成長率がマイナス2%になってしまいました。

原因が消費税とは一概に言い切れませんが、影響があったことは間違いないと思われます。

世間では消費税を上げれば税収が増えるというのが通説となっておりますが、かならずとも増収になるとは限りません。現に1997年に54兆円ほどあった税収は、消費税増税後一度もその数字を超えておりません。

理由は消費税を上げれば景気が冷えて、所得税と法人税収が減るからです。もっとも、この間に高額所得者や法人への減税がありましたが、それらも影響していると思われます。


ただやはり、消費税を増税しても結局はトータルの税収が落ち込んでしまい、財政悪化がさらに進んでしまうといったこともあり得るのです。

財政再建のために消費税の増税が必要と思っている人も多いようですが、タイミングを間違えてしまうと、国民の生活が苦しくなって、しかも政府の財政はさらに悪化といった最悪の自体を招いてしまいかねません。


日本の税率って他国に比べてどうなの?

一方、日本は諸外国と比べて税率が低いようなので、これだけ借金が増えてしまった理由もその辺が大きく指摘されております。

しかし、単純に消費税を増やしても税収が増えるというわけではないので、その辺が難しいところです。

景気が少し過熱気味のときに、それを少し冷やす意味で少しづつ、増税していくというのが理想なのかも知れませんね。

高度成長期に、経済は成長し続ける、人口は増え続けるといった神話を根拠にして社会保障ばかり充実させ、税率を上げなかった付けが今回ってきていると言えるでしょう。

景気が上向いていると考えられる今の状況でも消費税増税の反動はかなりあると思いますが、仮に安部総理ではなく、他の人が総理になっていて、アベノミクスなしで増税だけ強行していたらどうなっていたかを考えるとかなりゾッとします。


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